1. HOME
  2. 事業紹介
 

事業紹介

山林内作業全般

山の管理

山の管理

山林を健全な状態で維持するため、定期的に現地巡視と、下刈り、枝打ち、間伐が必要です。遠方の方では再々できないこういった管理を、当組合では組合員の方の依頼により代行しております。
皆様がお持ちの山林の場所や境界がわからないという方も、ご相談いただければ、境界明示や現地確認のお手伝いをさせていただきます。

山の手入れ

山の手入れ

公的補助をフル活用して、皆様の山の手入れをお手伝いします。資産価値を高めるため、また、良好な環境の維持のため、山の手入れが必要です。
山の手入れは、大きく分けて植林、枝打ち、間伐、伐採に分かれますが、公的補助や木材相場などを勘案しながら、最適な時期に最適な手入れができるようお手伝いいたします。

補助金(国費、県費、村費)を活用して、あなたの山も森林整備してみませんか?

令和3年度より国、県はもとより、黒滝村が森林の健全な状態を維持し、水資源確保や土砂流出防止などの公益的な機能を図るため間伐施業に要する経費について補助金を交付することが決定いたしました。是非この機会に間伐施業を施行されることをお勧めします。

事業名

・木材生産林育成整備事業 (国・県補助68%)
・美しい森林づくり基盤整備事業 (国補助50%)
・黒滝村民有林間伐促進事業 (村補助20% 美しい森林づくり基盤整備事業の上乗せ補助)11~80年生の間伐のみ。

補助対象施業

① 人工造林(植林) ② 下刈り ③ 保育間伐 ④ 枝打ち ⑤ 雪起こし ⑥ 間伐
・作業道開設(幅員2.5m~3.0m)
・鳥獣害防止施設等整備(防護柵、防止チューブ、防止テープ)

提携事業紹介

(写真左から)辻内前村長、岡田社長、貝本組合長

黒滝産吉野杉の家具づくりを推進!!

(写真左から)貝本組合長、岡田社長、辻村村長

透かし彫りで制作された 提携事業協定書

透かし彫りで制作された
提携事業協定書

黒滝産吉野スギを使った家具づくりを進めるため、黒滝村と森林組合は、岐阜県高山市の家具メーカー「飛驒産業」と協定を結んだ。新商品開発や販路拡大、地域間交流などにも取り組む。

3者は平成26年から、地域総合整備財団(=ふるさと財団)の助成で研究開発を展開。同社の圧縮加工技術を用いて、スギの弱点だった柔らかさ(強度)やキズつきやすさを克服し、黒滝産吉野スギを活用したテーブルやイス、床材を製品化した。
同社は、約15年前から地元のスギの家具を手がけていたが、吉野スギの色、木目の美しさに着目。岡田社長は「人間の力で自然のものをここまで美しく仕上げられるのかと感動した。大きな可能性を感じている。」と話し、“日本の高級家具ブランド”としての販売や、一層の技術改良に意欲を見せている。
調印式は、黒滝産吉野スギの床材を使って改修した村立黒滝村小学校で実施。辻内幸二村長は「林業の低迷で山の荒廃が心配される中、黒滝の木に付加価値をつけたいという思いでスタートした。事業提携を弾みに林業が息を吹き返し、昔のような山や川を取り戻すことができれば」と期待を込めた。

貝本組合長も「飛驒産業の優れた技術力と高いデザイン力で、黒滝の材が素晴らしい製品になってうれしい」と話した。
今後は連携して国内外への発信を強化。環境意識の高い企業や施設、学校施設などにもPRしていく。

※奈良新聞より抜粋

3者提携事業製品紹介

製品紹介スライド-01
製品紹介スライド-02
製品紹介スライド-03
この下から小さい(サムネイル)画像です
製品紹介スライド-01
製品紹介スライド-02
製品紹介スライド-03

KISARAGI

国産材の針葉樹である杉。
その手触りの優しさと柔らかな性質を活かそうと模索するも、 家具に用いるにはもろく不適であった。
『KISARAGI(如月)』は杉圧縮柾目材を用いたデザイン。
杉を丁寧に加圧プレスすることで、強度を持ちはじめて柾目での使用が可能になった。
杢目の凛とした表情と直線の引き立つ形態とが、 生活空間を豊かで上質なものにする。
『如月』は草木の更生するという意味を持つ。進化する国産杉材活用の門出である。

飛驒産業株式会社 KISARAGI製品

飛驒産業株式会社

スギイロ(吉野杉透かし彫り、水組、木工加工)

森林組合が丹精込めたスギ、ヒノキのほか、さまざまな山の恵みを杉の色のように多彩に生かそうと誕生したのが木工集団スギイロです。 村が大切にしてきた「吉野杉透かし彫り」「水組」を受け継ぎ発展させていくほか、雑木も含めた木工品を製作・企画。生木のままの材で椅子や小物を作る「グリーンウッドワーク」にも取り組んでいます。

透かし彫りとは?

透かし彫りとは?

吉野杉は屋久杉、春日杉などの文様(曲線)的な木目美と異なり、直線による木目美によって称美されてきました。材質の柔軟さ、木理の素直なことなどから、以前は樽丸(たるまる)・桶(おけ)・曲物(まげもの)等に広く加工されていましたが、近年はその木目の美しさが活かされ、家屋の高級建築用材として使用されるに至っています。
この透かし彫りは、そういった吉野杉の材質と美しさに案を得た美術工芸品です。
デザインの妙味もさることながら、模様化された木目の性質に御着目ください。いわゆる夏目の部分がある特殊な機械と技術によって美しく透かし抜かれ、残された冬目が簾(すだれ)状の線美を構成しています。
冬目の堅さ、夏目の柔らかさという杉ならではの性質が、この透かし彫りの発祥起源と言ってもさしつかえないでしょう。

  • 木工スライド01
  • 木工スライド02
  • 木工スライド03
  • 木工スライド04
  • 木工スライド05
  • 木工スライド06
  • 木工スライド07
  • 木工スライド08

制作中の様子

透かし彫りは、吉野杉の美しい木目の性質を活かして、夏目と言われる柔らかい部分を透かし抜いて製作します。
特殊な機械等を使って手作業で丁寧に製作しています。

①下準備

①下準備

柾目の板にデザインしたものをレイアウトし型紙を彫る

②サンドブラスト

②サンドブラスト

細かい粒子を板にふきつけて夏目を抜いていく

③細部の手仕上げ

③細部の手仕上げ

細かなところをヤスリ等で仕上げて柄を鮮明にする

地域おこし協力隊も透かし彫りに挑戦!

黒滝村地域おこし協力隊は、吉野林業の伝統工芸である透かし彫りにも挑戦しています。

協力隊の様子
水組の様子

組む部分の加工は手作業。ぴたりと納まるよう、のみで一つ一つ刻んでいきます。仕上がりの美しさを左右するため、一番神経を使う作業です。

しおりの様子

できる限り無駄なく使うため、ヤマザクラは枝の形も生かしたまま加工。ていねいに磨くことで、ヤマザクラならではの滑らかで美しい一枚になります。

グリーンウッドの様子

伐採して間もない木を使うため、乾燥材より加工が容易。木工が初めてでも椅子を作ることができます。いつでも切り立ての材が手に入るのも黒滝ならでは。